【第28回】五反野ハッピータイムで、英会話体験と国際理解
五反野小学校では、地域・保護者から英語指導に力を入れてほしいという要望を受け、全学年において担任と特別講師によるTT(ティームティーチング)での英語の授業「ハッピータイム」が実施されています。 |
■平成16年度の指導の重点 |
特別講師の綾部文先生にお話をうかがいました
Q.綾部先生はどの学年を担当されているのですか。 A.3年生から6年生の「ハッピータイム」を担当しています。3・4年生は、たくさん聞いて、体を動かして、英語に慣れ親しむことが中心です。5・6年生は、さらにアルファベットを書くことにも慣れるようにしています。そのため、フォニックスも導入しています。子どもたちは、アルファベットを書くことが、とても好きなんですよ。 ※フォニックス=アルファベットの名前と音の学習 |
特別講師の綾部文先生 |
A.英会話体験とともに国際理解がハッピータイムの大きなテーマの一つです。いろんな国の文化にふれるよう、世界のおもしろいお祭りやいろいろなできごとを紹介しています。先日は、アメリカの友人から送られてきた仮装パーティーの写真なども使いながら、ハロウィーンの風習を紹介しました。
Q.子どもたちは、英語に抵抗はないのですか。
A.大人が思うほど、子どもたちの英語への抵抗感はありません。小さなころからアニメソングなど、英語にふれる機会が多いことも一因かもしれません。アルファベットの綴りを見てもあまり抵抗はないので、なるべくフリガナは振らないようにしています。
子どもが英語を嫌いになるのは、受験などで、評価がからんでくる時期が多いのではないでしょうか。今は、なるべくたくさんの量の英語に、音としてふれさせてあげたいと考えています。
Q.苦労をされていることなどありますか。
A.クラスの人数が多いので、なるべく全員が発表できるようにすると、とても時間がかかってしまいます。また、週1時間という時間数は、小学校の英語教育としては多いほうだと思いますが、カリキュラムを組んで語学教育を行うには、けっして十分な時間ではありません。カリキュラムの取捨選択など、課題となります。
Q.ハッピールームは、机のないカーペット敷きの教室ですね。
A.ゲームをしたり、踊りなど体を動かす場面では、とても使いやすい教室です。また、子どもたちは普段の教室から場所を変えることで、英語の世界に切り替えができるようです。元々視聴覚教室だったので、視聴覚教材が使いやすいのもメリットです。反対に、書く作業がやりにくいので、今年度は、画板やファイルを用意していただいて活用しています。
どうもありがとうございました。
(編集部 小西)
(2004年11月22日)