愛される学校づくり研究会

【第2回】土曜日は、地域の人がボクらの先生
     「のびのびスクール」

五反野小学校では、毎月第1、第3土曜日の午前中に「のびのびスクール」という教室が開かれています。週五日制にともない土曜日が休日となりましたが、ご家族の仕事の都合で土曜日をひとりで過ごす子どもたちや、土曜日の過ごし方が見つからない子どもたちも多いようです。

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そのような状況について「開かれた学校づくり協議会」で話し合われ、学校を中心に地域・家庭が一体となって子どもを育てようと、地域の人たちが講師となった楽しい教室を運営しているのが「のびのびスクール」です。小学1年生から6年生まで、自由に参加できます。

 平成16年度は、次の5教室が開講されています。
 ●学習サポート教室
 ●パソコン教室
 ●囲碁教室
 ●将棋教室
 ●少林寺拳法教室
 

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5月15日に、今年度最初の「のびのびスクール」が実施されましたが、どの教室も大盛況。のべ150名の子どもたちが楽しく参加して、のびのび学習していました。
 「のびのびスクール」には、上の写真のような受講証があります。この受講証を、子どもたちも講師の方々もみんな持っていて、出席するとかわいいスタンプが押してもらえます。みんな皆勤賞をめざして、はりきっています。
 

「のびのびスクール」事務局の近藤陽子さんにお話をうかがいました

Q.たくさんの地域の方が関わっていらっしゃるのですね。
A.30名近いボランティアの講師の方が、5つの教室を運営しています。企画・運営を担当するコーディネーター、先生役のアドバイザー、子どもたちの活動を助けるサポーターという役割分担をして、地域のいろいろな方に関わっていただいてます。
 
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のびのびスクール事務局
近藤陽子さん

Q.最初は、どのようにして地域の方に呼びかけたのですか。
A.学校はもちろん、地域の町会の全面的な協力があって、数千枚のボランティア募集のビラを配りました。また、地域のコミュニティセンター等を通した働きかけなどもあって、平成14年1月に4つの教室をスタートすることができました。

Q.「学習サポート教室」は、どのような内容なのですか。
A.いろいろなテーマで国語や算数などを、楽しく学習する教室です。読み聞かせや、ことわざなどのことばの学習、おもしろい算数の問題や、リズム演奏など、テーマはさまざまです。時間的に毎週は無理といった方にも、時間の合うときに得意な分野で講師をお願いすることができます。

Q.月に2回というペースは、どうですか。
A.現在は、第1・第3土曜日は「のびのびスクール」、第2・第4土曜日は「校庭開放」となっています。毎週実施したらという声もありますが、ボランティアの講師の方にあまりご負担をかけないためにも、今がちょうどいいペースかなとも思います。長く継続させるためにも、無理のないところからスタートするのが重要ですよね。

Q.「のびのびスクール」で、大切にしていることはなんですか。
A.どの教室も、きちんとあいさつすることを厳しく指導しています。礼儀正しくあいさつすること、忍耐力を養うこと、いろいろなことに興味・関心を持つこと、どれも大切ですよね。子どもたちはそんな「のびのびスクール」をとても楽しみにしていて、継続率も出席率も、とても高いんですよ。

どうもありがとうございました。

(編集部 小西)
 

(2004年5月24日)

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