愛される学校づくり研究会

お母さんは学校の応援団長

★このコラムは、小牧市立小牧中学校のホームページ「小牧中PTAの部屋」を運営されていた斎藤早苗さんによる保護者コラムです。「愛される学校づくり研究会」から強くお願いして、保護者の目から見た学校や教育について執筆していただくことになりました。ご自身は「私は学校の応援団長」と称しておられますが、さてどのような切り口で学校教育に迫っていただけるのでしょうか。とても楽しみなコラムです。

【 第36回 】「愛される学校づくりフォーラム2016 in東京」レポート(1)

◆「愛される学校づくりフォーラム2016 in東京」開催

2月6日(土)東京の品川で、「愛される学校づくりフォーラム2016 in 東京」が開催されました。
 2011年に始まった全国フォーラムも、名古屋、東京、京都、大阪と会場を移しながら、今回で6回目の開催となりました。
 参加者にはリピーターも多く、全国各地から足を運んでいただき、会場は満員で、熱気あふれる一日となりました。

 今回のコラムでは、当フォーラムの内容を、来週は感想をお伝えしたいと思います。

◆フォーラムの構成

当フォーラムは、午前と午後の二部構成となっています。
 午前の部では「愛される学校づくり“公開”研究会」、午後の部では「楽しく、手軽に授業改善をしよう」というテーマで開催されました。

まず午前の部ですが、ここでは、日ごろ「愛される学校づくり研究会」で行っているさまざまな研究、開発、実践について、これまでの例会で議論してきたテーマを4つに絞り、公開の場で議論しながら、会場の参加者の皆さんとともに考えていこう、という趣旨で進められました。
 4つのテーマは以下のとおりです。

 テーマ1: 「授業の見方」を高めるには
 テーマ2: 若手教師の力量を高めるには
 テーマ3: 「チーム学校」が機能するには
 テーマ4: 授業における「真のICT活用」とは

 どのテーマも、学校教育を考えるうえで大切なことですね。短い時間ではありましたが、それぞれに熱い議論が行われました。

午前の部

次に午後の部は、「楽しく、手軽に授業改善をしよう」というテーマで、2本の模擬授業が行われ、その後、研究会員による「“公開”授業検討会」が行われました。
 模擬授業をされるのも、その授業を検討されるのも、どちらも経験豊富で見る目が確かなベテランの教員です。
 授業の中で見られた優れた発問や子ども役への切り返しなど、参加された先生方にとっては大きな学びがあったことと思います。

午後の部

また、後半の授業検討会では、授業者の授業に対する思いや姿勢が明らかになり、レベルの高い検討会になったので、授業を組み立てるときに注意することや取り入れると良いことなどにも気付くことができたのではないでしょうか。

(2016年3月7日)

斎藤さん

●斎藤 早苗
(さいとう・さなえ)

愛知県在住の3人の子供たちの母。 頼まれると断り切れない性分で、幼稚園から中学校まで、何度もPTA活動に参加。
2012年春の玉置崇校長先生の小牧中学校赴任を機に、学校HP内の「PTAの部屋」の自主運営を始め、PTAの各委員会活動をHP上で保護者にお知らせしてきた。
また、学校HPで発信される情報に対しての「保護者の想い」を発信しながら、学校と先生を応援している。
他校にも「PTAの部屋」が広がって、「愛される学校」が増えるといいなと願っているお母さん。