第2回 教育と笑いの会
平成25年10月、野口芳宏先生から次のように言われました。
「玉置君に会ったら、ぜひ伝えようと思っていたことがあってね。最近の教育界は、何か怖気づいているようで、あまりにも元気がない。あなたは落語をやるでしょ。教育落語の会をやろうじゃないか。笑うとパワーが出るよ。この困難な時代を生き抜くには、笑いのエネルギーが必要だよ」
こうした野口先生のご指示により、平成26年8月16日に「教育と笑いの会」を開催しました。開会での野口先生の言葉「ご先祖さまをお送りしなくてはいけない大切な日に、親不孝者がこんなに集まっていただきありがとうございました」から大爆笑。終始、会場には弾ける笑いが続き、おかげさまで第1回目は大成功となりました。
今回は第2回目となる「教育と笑いの会」です。この会を立ち上げたときに、野口先生はすでに、2回目、3回目と続けようと考えておられました。このことは次の指示からわかります。タイトル「教育と笑いの会」について野口先生に相談したときです。「タイトルの前に、『第1回』とつけておきなさい」と言われたのです。
今回は、番組を増やし、寄席のように次から次へと出演者が出てきます。メイン番組は、故・有田和正先生の授業ビデオを見ながらのユーモア分析です。また、池田修先生には、「『こんな時どう言い返す』ユーモア返答術講座」と題したワークショップをお願いしました。もちろん、プロの落語も堪能していただけます。第1回目と同様、これまでにないアプローチで、みなさんと「教育と笑い」について考え、教育界を元気にしたいと思います。どうぞお越しください。
- ●期 日
- 平成27年12月19日(土)
- ●時 間
- 13時00分〜16時40分
- ●場 所
- 名古屋ルーセントタワー16階にて
- 名古屋駅から地下道(ルーセントアベニュー)で直結、徒歩10分
- ●参加費
- 3000円
- ●定 員
- 200名
- ●主 催
- 教育と笑いの会・愛される学校づくり研究会
- ●申込み
- 下記申込ページから、お申込みください。(12月4日締切)
※定員になりましたので受付を終了させていただきました。
- 申込受付後、ヤマト運輸のクロネコDM便にて「入場券」「払込票」をお送りします。お申込から1週間過ぎてもお手元に届かない場合は、事務局までご連絡ください。
- 入場券到着後、同封の払込票にて代金をお支払いください(8日以内のお支払いをお願いしております)。払込票は指定のコンビニエンスストア、ゆうちょ銀行または郵便局でお支払いいただけます。
- 払込票の受領証をもって、領収書に替えさせていただきます。別途領収書が必要な方は、当日受領証を受付にお持ちください。
※代金お支払い後のキャンセルは承っておりません。日程等十分ご確認の上お申し込みください。
●内 容野口芳宏・玉置崇の教育漫才野口芳宏(植草学園大学名誉教授)玉置崇(岐阜聖徳学園大学教育学部教授) |
志水廣の教育漫談志水廣(愛知教育大学大学院教育実践研究科教授) |
『こんな時どう言い返す』ユーモア返答術講座池田修(京都橘大学准教授) |
野口芳宏・池田修・玉置崇による落語鑑賞の勧め |
校長落語名人の芸を楽しむ月の輪熊八(愛知県知多市立東部中学校長 小林幹政) |
プロの落語を楽しむ桂雀太(上方落語家・桂雀三郎門下)※桂紅雀から桂雀太に変更となりました。 |
故・有田和正先生の授業におけるユーモアを学ぶ有田先生の授業ビデオを見ながら、ポイントとなるところ(ユーモア)の分析と教育効果について語り合います。 登壇者: 野口芳宏、志水廣、佐藤正寿、桂雀太、玉置崇 |
進行役: 大西貞憲 |
落語のお勧め
■茂木健一郎「脳を活かす伝え方、聞き方」(PHP新書)p73
もし会話上手になりたいのであれば、寄席や落語会に行くことをお勧めします。最低、10回は通ってください。10回行くだけでも、話し方はずいぶんと上達するはずです。落語を録音したものなども市販されていますし、ユーチューブなどを使えばネット上でも観ることができますが、私としては是非、生の落語を聴いていただきたい。
■池上彰「伝える力」(PHP新書)p193
話し方を学ぶには、落語は最高の教材になります。演芸場に足を運ぶのもよいでしょうし、CDやテープを繰り返し聞くのもよいでしょう。
一流の落語家は、とりわけ間のとり方が見事です。一瞬止めて、間合いをとったかと思うと、また立て板に水を流すごとく話を続けます。