第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

山田貞二先生セミナー2

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〇そもそも「道徳」って何だろう。
 という問いを会場の全員で考えていきました。英語では「moral:習慣。風習」。広辞苑では「日常的に守るべき習慣」とあります。さらに国や地域、育ってきた環境や文化、家庭や時代によって変化することもあります。
それぞれ価値観が異なるものだから、それぞれが「納得解」を出すことが大切になってくることを学びました。
 道徳の授業を通して、「主体的判断力」と「共に生きる力」といった「道徳性」を育むことが大きなねらいです。しかし、私たちの道徳の授業に対する「思い込み」が弊害になることがあると教えていただきました。そしてその思いから成るパターン化された授業では、量的にも質的にも課題が残るため、「考え議論する道徳」へと転換を図ることになったそうです。明確な指導観のもと、しなやかな授業を行う必要性があるとのことです。
 授業の中で、「価値理解(内容項目)」「人間理解(人間の弱さを扱う)」「他者理解(自己との比較)」を「多面的・多角的」に考えることで学びを深めていくことが大切だということを教えていただきました。
〇多面的・多角的な考えとは
 「多面的」と「多角的」をあえて分けて考えていくことになりました。
・ 多面的とは
 社会的事象自体がもつ様々な側面→多面性
・ 多角的とは
 社会的事象を様々な角度からとらえること→多角性
 立場を変える。認め合い。
 これらを踏まえ、対話→拡散→収束(磨き合い)へと導いていくそうです。
 収束の際、議論を通して、時には対立・妥協も授業の中で経験させるとのことです。

 中心発問を発火点とし、認め合いながら対話をして拡散の方向へ導き、ズレを起こす補助発問から磨き合いという議論による話合いへと導いていくことを教えていただきました。

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