第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

川上先生セミナー3

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「できていることを発見しよう」というお話を聞きました。苦手を強みにするリフレーミングで視点を変えて、子どもの価値を引き出すことができます。反省しない→切り替えが早い
褒め方についてもお話をしていただきました。コツは短く、太く。「あー」(納得)、「いい」(同意)、「うーん」(降参)、「えー」(驚愕)、「おー」(感嘆)皮肉を込めずに褒めることが大切です。高学年向けな大人っぽい褒め方もベスト5で教えていただきました。1深い(読みが)2鋭い(見方が)3大きい(スケールが)4ちがう(着眼点が)5助かる(頼りにする)
逆に叱り方のコツも教えていただきました。コツは、褒めるときと同じで、短く、太く。気を付けなければならないことは、1行動を叱る(人格の否定をしない)、2意欲まで否定しない、の2点です。最後は、ハッピーエンドで終わるとスッキリします。叱るには、「覚悟」、「基準」、「技術」が必要です。効果のある褒め方・叱り方は、どちらも好球必打であることを学びました。
最後に二次障害についてお話していただきました。周囲の無理解や誤解は、ODD(反抗挑戦性障害/反抗挑発症)やOD(行動障害・素行症性 )などにつながることがあります。二次障害に陥らないためには、1「ポジティブな自己理解、2「レジリエンス」の高さ、3誰かに必要とされている感覚(貢献感覚)が大切になります。レジリエンスは「心の回復力や抵抗力、再構成力」などと定義されます。学校には、もがき苦しんでいる子の気持ちが分かる教師が必要です。子ども達の日常的な姿を見ている教師だからこそ、サポートができると教えていただきました。
今を見直し、教師としてどうあるべきかを見つめ直す2時間でした。参加者の振り返りからも明日から頑張ろうという思いが伝わるセミナーになりました。

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