第7回は赤坂真二先生です。対面で行います。開催日時は、2月10日(土)午前10時〜12時です。よろしくお願いします。

永田繁雄先生セミナー4

画像1
これからの道徳は、アクティブ・ラーニングとしての「主体的・対話的で深い学び」が求 められており、そのために文部科学省が示している道徳の三つの「型」( 1 人物への自我 関与 ・ 2 問題解決的な学習 ・ 3 道徳的行為に関する体験的な学習)を別のものとし て考えずに、組み合わせて指導していくことも必要だと話されました。いわば、主人公の 気持ちをたどるだけのような授業などにしてはならず、そのためにも、教科書を活用しつ つも、次のような多彩な教材を使っていくことも大切だと指摘されました。
・郷土や地域の教材 ・学校の教材 ・放送番組 ・「私たちの道徳」 など

また、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、これらの「型」や教材を生かしな がら、道徳の授業の方向性としては、主として次の3点に気を付けることが大切だと話さ れました。
1 主体的な学び…問題意識をもたせる。
生活の反省会のようなものにならないように配慮しながら自分事としていく。
教師が示すテーマ→主題 子供が考えるテーマ→問題意識 これらが重なるようにする。
2 対話的な学び…協働的に問題追求をしたり議論をしたりする。
主人公の気持ちばかりを問い続けるような、共感疲れの授業を避けるようにする。
3 深い学び………子ども同士の「みがきあい」や「みとめあい」を生み出す。
多面的=分析的な思考と、多角的=選択的思考を区別した上でつなげたりする。

そして、これらを生かしながら、誘導過程と追求過程とを分けて考えて、今まで以上に、 また、上の学年や中学校段階ほど追求過程が多くなるように努めるべきだと話されました。 そのためにも、「場面発問」と「テーマ発問」の使い分けも大切だと言います。
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30