第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

野口芳宏先生セミナー2

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言語活動には、公的言語活動、私的言語活動があるが、意識的、意図的、目的が入らなければ上達しない。

書かれていることは、現象、会話、事実。書いてあることを元にして、書いてないことを合理的推論する・・それが鑑賞。そして、物語の深層義を読み取る・・これも鑑賞。

子どもの頭に漢字のイメージがあって、ノートにひらがなで書くことが書字力。声に出して読むのが読字力。読字力が大事。

今よくあるのは、辞書をひかせる。これを下りの指導という。書いてかんがえさせるのを上りの指導という。抽象的な言葉は大事。抽象語をおさえることが学力。

学力形成に必要なことを、模擬授業を通して教えていただきました。

「教材を深く味わうのは第一義。これを通して教材内容をきちっと教えていくと、それは次の教材に生きるようになる。」


野口芳宏先生セミナー1

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【午前の部】テーマ 国語力形成法 物語文 「海のいのち」の模擬授業を通して

今回は、模擬授業の形を取りながら、読解力、観賞力形成の話をしていただきました。
「教材内容」と「教科内容」の違いをしっかりおさえ、教科内容に関わることを黄色の文字で板書をしながら、「学習用語」をしっかり押さえる模擬授業をしていただきました。


【第5回】算数授業名人「和田裕枝先生」登壇

■日時 11月8日(土)10:00〜12:00
■講師 和田裕枝先生(豊田市立小清水小学校長)
■会場 大口町立大口中学校
■演題「45分の授業モデルをつくろう 〜児童の考えをもとに組み立てる授業〜」

和田先生は、本セミナー3回目の登壇です。
模擬授業を交え、授業のつくり方を学びます。
若手教師必見のセミナー。ぜひご参加ください。

【第4回】本セミナーの大黒柱「野口芳宏先生」登壇

■日時 10月13日(月・祝)10:00〜15:00
■講師 野口芳宏先生(植草学園大学発達教育学部名誉教授)
■会場 大口町立大口中学校
■内容
【午前の部】10:00〜12:00
 国語学力形成法 物語文「海のいのち」の模擬授業を通して
【午後の部1】13:00〜13:50
 会員による発表 中学2年「言葉の力」
【午後の部2】14:00〜15:00
 野口流「道徳」の授業 道徳の教科化に向けて

今年はどんな野口節が聞けるか、楽しみです。ぜひご参加ください。

横山浩之先生9

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「虐待」は何を思いつく?身体的?それだけではない。普通は、「児童の心身の正常な発達を妨げるような・・・」と説明されるが、朝ご飯を食べさせないも、立派なネグレクトである。来ている服が汚い、これもネグレクトである。心理的虐待は、言葉の暴力や無視も含まれる。問題は、虐待を受けている子は人を信用すると思うか?しない。ここで失敗するので、しつけられない。たとえば、高学年のクラスを受け持って、女の子がグループ化して、影で男の子をいじめたとする。その場合、いじめる側には虐待を受けていた子が多い。その子に、「・・しなさい」ではだめ。いかにしつけるかではなく、いかに人を信用させるかが対処法となる。今は、そういう子が多い。

横山浩之先生8

私が授業案を作成するときに心がけていることは、子どもが情報を得るところから始める、最初には、誰でもできることから始める、子どもの作業をできるだけ多くする、できるだけ説明しない、評価の問題。特別支援が必要な子には、教育目標が異なってもよいと考えている、子どもの反応は予測できない、クライマックスとなる発問は一つに絞る。
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横山浩之先生7

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変化の繰り返しで、できる子はわかってしまう。ここで歩き回っているは、先生役をしている。できる子が得をする仕組みだ。このクラスは、今まではできる子が活躍したことがない。できる子を不満だらけにしておかないためにこうした。

横山浩之先生6

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やっていない子の相手をしない。お利口さんの相手をするお利口さんが徳をする。相手をしてもらえることがご褒美となる。 すると、やっていない子がやりはじめた。「今日は10より大きな数をするよ。○○君、来て」ここで、普段立ち歩きする子を引っ張ってしまう。普段立ち歩きをする子はよい注目を受けていない。悪い注目しかされていない。ここで、よい注目の体験をさせている

横山浩之先生5

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横山先生が、1年生を対象に授業をされた、算数の授業を視聴する。

横山浩之先生4

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13を教える授業を考える。次の3点を5分で考えてほしい。
● 何を使って数えさせるか? (精神運動領域)
● 何を教えるのか?(認知領域)
● 生徒指導にこの単元を役立てられるか(情意領域)

横山浩之先生3

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書き方は、決まっている。現実的であること、理解可能であること、観察・測定可能であること、行動的であることです。

横山浩之先生2

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教育目標分類学では、教育目標は一般目標と行動目標に分けて書かれる。一般目標は「めあて」、行動目標は「てだて」ということができる。実際に授業案を見ていると、これは一般目標なのか、行動目標なのかが混乱している。

横山浩之先生1

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はじめに、教育目標分類学の話からはいる。「問題解決学習」を説明するには、実は、これだけの表を踏まえて言わなければならない。みなさんは、自分でカリキュラムを作ることはない。私は、今やっているがたいへんだ。授業づくりでは、この考え方が大切である。

【6/15曽山和彦先生9】

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〜まとめ〜
ルール違反を見逃さない。やりにくいというメッセージを伝える。
ルールを守っているときを見逃さずに褒める。
かける言葉をためておく。
やり続ければミラクルあり。あきらめないことが教師の大切な資質

〔質疑応答〕
【質問】分かっていてこちらの反応・見方をみている場合、どうアプローチしたらいいか?
【回答】
座ったり、状態が変わったりした時、動きを変えたとき→それが例外
「例外探し」の対応法を使う。繰り返しやってみる。一回きりで終わらない。

【質問】特別支援学級において、大人が見ていないときに暴力をふるう子への対応は?
【回答】
オニの心がでる理由:「厳しくやっていると、爆発することがある」
矛先が友達に向かっている、時には教師に
いいところを見つける
クラスの中で気になる子がいても、その子ばかりに声をかけてはいけない。周りの子が声をかけてもらう機会がなくなる。
他の先生からも声をかけてもらえるようにすることが大切。

【6/15曽山和彦先生8】

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〜東の大関「リフレーミング」〜
 見方次第で悩みは消える→まずは子どもの思いを受けてみる。見方を換えるといいところ探しになる
 優柔不断→しっかり考えている
 おしゃべり→明るさ
 気が小さい→優しい・繊細
 ※アドバイスで元気にならない子もいる「でも、先生はそう思うよ」と自分の考えは伝える

〜西の大関「例外探し」〜
 「問題」が100%と思いがちだが、すべてが否定的であることはない。例外を探しましょう。

【6/15曽山和彦先生7】

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〜東の横綱「いいところ探し」〜
 10歳頃、思春期までは褒めがなじむ。それ以降は、勇気づけの言葉(ありがとう、嬉しい、助かった)や、肯定アイメッセージがなじむ。
 肯定ユーメッセージ 「あなた(You)の行動がいいよ。」
 肯定アイメッセージ 「わたし(I)はうれしかったよ こんなところが。」

〜西の横綱「対決アイメッセージ」〜
 私が困っていること、嫌なことを伝える

【6/15曽山和彦先生6】

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〜「人づきあいのコツを学ぶSST」〜
二者択一で、必ず、どちらかを選び、簡単な理由をスピーチする。
1 社長 or 副社長
2 布団 or ベッド
3 朝  or  夜
4 都会 or 田舎
5 いちごケーキ or いちご大福

私は「社長がいい。なぜなら、・・・・」次の人へ
みんなが一つの話題を言ったら、次の話題へ。
「都会が好き。田舎は何も無いから。」はNG。都会のよさを伝える。
その後、井戸端会議をやればいい(SGEとして展開)。
(学校での実践例)
・毎週金曜日の朝、10分 1週目 2週目 メンバー変えて 3週目 お題変えて
・帰りの会で実践 「他の教科でもさらっと褒める」
 ※ 火が消えてしまってはだめ。打ち上げ花火にならないことが重要
 ※ 「バージョンアップ版」として、お題も決めさせる。お題が考えられないグループには他グループから紹介してもらい「〜だって」とつなげていく。

【6/15曽山和彦先生5】

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〜ソーシャルスキルの教え方〜
まずは型を身につける
 型をしっかり身につけたあと、技
 悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ
 幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。→笑顔はうつる

〜「教える」・「考えさせる」分岐点〜
 思春期になるまでは教える
  思春期はいつスタート? 第二次性徴が始まる頃。女子は4年生くらいで思春期に入る子がいる。男子は思春期に入るのが遅めであり、思春期前段階、思春期段階の子が混在する5,6年生は言葉のかけ方が難しい。 
  中学生の場合・・・直接ほめるのではなく、「かげほめ」が効果的。
      「校長先生がね・・・。」「部活の先生がね・・・。」言っていたよ。

【6/15曽山和彦先生4】

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【SST&SGE演習「アドジャン」】
・方法…各グループで 
・ねらい…あいさつ・話し方・聴き方(うなずき・目線・表情)・声量などのトレーニングとして行う(SSTとして)。
聞き返しの質問はしない・うなずくだけ・答えは簡潔に
 一通り回ったら、「アドジャン」
 ※「うなずき」・・・先生以上のうなずきを。「うなずき名人多いな」「うなずき増えたね」と言って励ます
次は、先程いった事について質問をしてみる。井戸端会議。「自分、他者、人生」に出会う(エンカウンター)SGEとしても展開できる。
先ほどいったことについて深める。1グループで2分間。
一人の人が話しすぎない。お互いに話をふっていく。
関係作りの第一歩は、相手への関心から始まる。
※山本五十六「してみて、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」

【6/15曽山和彦先生3】

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〜自分、他者、互いを大切にできる子どもを育てたい!〜
・自分にOKと言えなければ、他者にはOKとは言えない。
・ソーシャルスキルを育もう。→「人は人の中でしか人になれない」
・家庭の力、地域の力が弱くなっている→学校の教員が最後の砦

〜望ましい集団づくり〜
 学級を居場所にする  縦糸「教師と子ども」と横糸「子ども同士」
 ・縦糸だけでもうまくいかない。横糸だけでもうまくいかない。
 ・ルールとふれあい(リレーション)・・・本音が言える関係の二つが必要
 ・ラポート(信頼関係・4月は浅い)からリレーションへ
  (NOがいえない関係から本音をいっても嫌われない関係へ)
  (例)付き合い始めた男女の関係(ラポート)→夫婦の関係(リレーション)
  そのためには、「関わる」「関わらせる」しかない。
  ペア・グループを使わないともったいない。ちょっとでもいいので。
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