できることしかできない

年度末も近づき、来年度のお仕事の話もすでにいくつかいただいています。最近では学校や教育委員会以外からのお仕事も少しずつ増えています。子育てといった教育の延長上にあるものから介護関係といった畑違いと思えるものまで、様々です。子育てに関して経験豊富というわけではありませんし、また、畑違いのことに特に詳しいということもありません。それなのに何でそんなに気楽に引き受けるのか、はたからは不思議に思われていることでしょう。野口芳宏先生ではないですが、基本的に依頼に対する答は、「はい」か「イエス」しかないと考えるようにしています。私がそれに応えられると考えているからこそ依頼していただいたのですから、断ることは、その相手の信頼を裏切ることになると考えるからです。その上で、「私にできることしかできませんが、それでよろしいですか」と確認しています。「できることしかできない」というのはずいぶん無責任に聞こえるかもしれません。「今の自分に」できることしかしないというつもりで言っているのではありません。精一杯「考え」「勉強し」「努力する」が、結果としてできることしかできないということなのです。できるかどうかわからないことを「できる」という自信はありません。しかし、その信頼に応えるため、自分にできることはやる。「今の自分」ではなく、「未来の自分」ができることに対して「できることしかできない」と言っているのです。

いくつになっても、新しいことに挑戦することは勇気がいります。しかし、依頼していただけるということは、きっとうまくいくと信じてくださっているということです。そのことを支えにすることで、自信のないことにも挑戦することができるのです。ありがたいことに、この歳になっても、挑戦することで必ず何かしらの成長をすることができます。私にとって、畑違いの仕事を依頼されることは、成長をするチャンスなのです。
一昨日も、全く畑違いの仕事を依頼されました。正直まったく自信がありません。しかし、相手の方に教えていただきながら、自分にできることを考えることで、きっと何かを生み出すことができると思います。そのことを信じて、また新しい分野に挑戦します。このような成長の機会をいただけていることに感謝したいと思います。
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