私立小学校から学ぶ

昨日は私立の小学校でお話しをうかがってきました。幼稚園から高校・大学まで併設している総合学園です。

子どもたちの目に見える学力だけではなく、目に見えない学力、学ぶための基本となる力をつけることを大切にされている学校です。そのために、子ども同士の学びあいを進め、教師の聞く姿勢を大事にされています。また、年に1度全教員が授業公開するなど先生同士の学び合いにも積極的です。
ICTの活用にも積極的ですが、いかにもICTを使っていますという利用の仕方ではなく、教科書を黒板に拡大して写すといった、そのよさが生きるところで気軽に使うものとなっています。
お話ししていて感じたのは、こういった試みが無理なく自然におこなわれていることです。急激に変化するのではなく、日々の活動の中で着実にレベルアップしているということです。教員の異動を考えると、ある程度限られた時間で結果を出していかなければいけない公立校と違い、じっくりと取り組める私立のよさをそこに感じました。

また、幼小連携、小中連携にしっかり取り組むことで、小1プロブレム、中1プロブレムにも積極的に対応されています。
また、各校種ごとにそれぞれの教育活動をおこなっていたのを学園全体としてより一貫性のあるものにしようというプロジェクトも進んでいるようです。

私が考えているこれからの学校経営に大切なことの多くを実践されている学校でした。大変多くのことを学べました。感謝です。
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