【フォーラム2017】午後の部・模擬授業1

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午後の部 楽しく、手軽に授業改善をしよう

模擬授業1: 小4 国語「文と文をつなぐ言葉」
授業者: 岐阜聖徳学園大学 玉置ゼミ 牧野紘子さん

フォーラムで、学生による模擬授業を行うのは初の試みです。

授業者の牧野さんは、相当な緊張とプレッシャーを感じて登壇したことと思います。
しかし、そんな不安な様子はみじんも感じさせない、堂々とした立派な授業でした。
生徒役をやってくれたのが同じ玉置ゼミ1期生だったということで、力をもらえたということもあったでしょう。
日ごろからゼミで鍛えられてつけてきた授業力を発揮して、会場からは「学生とは思えない。すばらしい」という声が多数出ていました。

単元は「文と文をつなぐ言葉」で、つなぎ言葉は気持ちを表すことに気付き、気持ちや状況に合ったつなぎ言葉を使えるようになることが目標でした。

生徒役から「つなぎ言葉」をたくさん出させるために、ペアで話し合わせたり、教師が例示するなどの工夫をして、おもしろい発言を引き出していました。
気持ちに合ったつなぎ言葉を使った文章を作らせて実感させたことや、最後に振り返りをして再度確認することで、子どもへの定着も図れたと思います。

準備も大変だったでしょうし、直前は胃が痛くなる思いをしたことでしょうが、大役を引き受けてやり遂げてくれた牧野さんとゼミ生の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

実は一番ハラハラドキドキしていたのは、指導教官である玉置先生だったかもしれませんね(笑)

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授業検討「授業アドバイスツール(アドバイスモード)」を活用した授業アドバイス

若手教師へのアドバイスという想定で、「授業アドバイスツール(アドバンスモード)」を活用しながら、立場の違う3人(同僚・指導員・管理職)からアドバイスを受けました。

「同僚」役は、同じく玉置ゼミの松井大樹くんがやってくれました。
授業中の指示の出し方や、発問に対する生徒役の反応の様子など、授業技術的なことで授業者が気付かなかったことを知らせてあげて、そうした点に気を付けたらさらに良くなると思う、というアドバイスをしてくれました。

「指導者」役は、小学校で教務主任をされている中川先生が担当してくださいました。
授業中の気になった部分を提示して、「この時、どんなことを考えていた?」「どういう展開にしたかった?」「子どもからどんな言葉が出るといいなと思った?」と問いかけ、授業者が自分で振り返りながら、自ら気付けるように促していました。
直接的なアドバイスだけでなく、このような振り返りの手法もあるのだと学びました。

「管理職」役は、元校長の神戸先生が担当してくださいました。
授業者の良かった点、子どもたちの様子で良かった点など、具体的に指摘しただけでなく、管理職として「うちの学校では、このように考えてやってほしい」という学校の教育方針に沿ったアドバイスをされていました。
これは実際の学校ではとても大事なことだと思います。
それぞれの教師の持ち味を活かしながら、学校全体の方向性を示していくのが管理職の役割だということを、神戸先生のアドバイスを聞いて改めて学びました。

「授業アドバイスツール(アドバイスモード)」では、アドバイザーが授業の様子を録画しながら、気になった部分に印をつけることができます。
画面上に直接コメントを書くこともできますので、後で見直したときに、「何が気になったのか」が一目で思い出せます。
このツールをうまく使って、三者三様のすばらしいアドバイスを見せていただきました。

アドバイザーの皆さん、ありがとうございました。
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