【西尾市立横須賀小】4年 情報モラル実践報告

 本学級4年生29名のうち、自分の携帯電話を持っている者は5名、インターネットを使える環境にある者が21名であった。インターネットを使う主な目的は、「何か調べるため」が7名、残りは「ゲームをするため」「動画・音楽のため」であった。この実態から、インターネットの使い方や個人情報の取り扱いについて考えることをねらいとして授業を行った。教材は高知県教育委員会の情報倫理教育教材「疑似体験ソフト」を使い、授業を進めた。
<授業実践の概要>
 本教材では、検索サイトで「ひまわり」と入力すると、6つのページがヒットするようになっている。その中には、危険要素があって、フィルタリングシステムにかかる仕組みになっている。
 子どもたちは、「なんだ、これ。あやしい。」と言いつつも、クリックして先に進もうとしている様子が分かった。中には「学校だから大丈夫。」と言っている子もいた。
 子どもたちに「どうして見られなくなってるんだと思う。」と尋ねると、「危ないから。」や「学校では見てはいけないものがあるから。」という答えが返ってきた。さらに、「どういうものが見てはいけないの。」と尋ねると、「20才未満は見られないもの。」「お金がかかるもの。」と答えた。その後、教師からフィルタリングシステムについて説明し、『フィルタリングシステムでも十分防ぐことができないこと』や『何かあったら先生や家族に相談すること』を学習した。
 授業後には、「インターネットは調べるのに便利だけど、危ないところがあるということが分かりました。」や「家でインターネットを使うときは、お母さんと一緒に使おうと思いました。」という感想をまとめることができた。
 疑似体験ソフトを使うことにより、体験しながら学習を深めることができた。

画像1 画像1