【日進市立赤池小】「言葉の力」から考える情報モラル教育

 情報モラル教育では「コンピュータ、携帯端末を中心にSNSの使い方やその特性」について学習することが多い。もちろん、高い匿名性や素早い情報の伝達など、SNSは、今まで無かった特性をもっており、それらの、長所・短所を児童生徒が十分理解させることは大変重要である。しかし、SNSで使われている言語は、当然のことながら日本語であり、日本語の特性を合わせて学ばせれば、より大きな効果が期待できる。
 そこで、本校では、6年生2学級の道徳の授業で、インターネット上に悪口を書かれた筆者の思いを綴った資料を使って、SNSの利用方法について考えさせた。

    資料のあらすじ
1 インターネット上に悪口を書かれる
 (人を傷つける言葉の力を実感する)
2 学校に行くのが怖い
3 いつもと変わらず優しい友達の言葉に接する
(心をいやすことができる温かい言葉の力に気付く)
4 今回の件を境に、いじめに関心をもち、深く考えるようになる
5 筆者を救ってくれた家族や友人に対する感謝の言葉

   児童の授業の感想例(抜粋)
・ 何気ない発言が人を傷つけているかもしれないので気を付けたい。
・ メールだけではなく、言葉で人を傷つけないようにしたい。
・ 言葉の力を考えたことが無いので注意したい。
・ 相手の気持ちを考えた言葉を使いたい。
・ インターネットだと無責任になるかもしれない。

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