【豊川市教育委員会】令和元年度 豊川市の道徳教育の取組

 豊川市の道徳主任会では、研究主題「豊かな心をもち、他者と共によりよく生きる力を育む道徳教育」に取り組んできました。
 令和元年6月21日(金)には、子どもの成長につながる評価について情報交換し、各校の取組や評価のポイントを学習しました。また、豊川市立小坂井中学校の西川真治校長先生を講師に迎え、テーマ「発問の工夫による全員参加の授業」について学びました。その中で、校長自らが行った「泣いた赤おに」の教材について2つの授業スタイルの実践が紹介されました。一つ目は「赤おに、青おにの相手に対する友達レベル」を矢印で示し、変容を視覚的に捉えさせていく授業、二つ目はクローズドクエスチョンで「赤おに、青おには幸せか、不幸せか」と立場を明確にして話し合う授業です。どちらも子供たち全員が参加して、自我関与し、多面的・多角的に価値について考え、「本当の友達とは?」と、深い学びにつながっていく授業でした。講話から、考えさせたい価値のいろいろな側面に気づかせるような発問の工夫、意欲的な話し合い、考えを深められるような授業の在り方について学ぶことができました。
 今後も、道徳科の授業力の向上をめざし、研究をすすめていこうと考えています。