【安城市教育委員会】「考え、議論する道徳」の授業の実現に向けて

 安城市では、愛知県教育委員会の「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」のもと、令和元年度は安城西中学校が研究実践校として研究を進めてきました。安城市内の他校の教員は、外部講師を招いた同校の研修会に参加することで、「考え、議論する道徳」の授業改革についての学びを共有し、道徳教育の推進に取り組んできました。   
 また、令和元年度の安城市教育センターの開設講座では、「板書の工夫〜道徳科の授業で考えてみよう〜」と題して、道徳科指導員による講義とグループワークを行いました。講座参加者が各グループに分かれて、同じ定番教材について、主発問、補助発問、問い返しを考えながら実際に板書を作成することで、考え、議論する道徳の授業にするための板書の在り方を学びました。
 令和2年度は、年度当初の臨時休業中の学習サポートとして「安城市子どもの生活・学習応援プリント『明るく元気に学ぶ』」を作成し、道徳科指導員が市内小中学生やその家庭に向けて道徳科のおすすめ教材を紹介し、大切な仲間や家族と教材を読み感想を分かち合う学習方法について提案・発信しました。また、第2弾として、7月には、教員向けに「道徳科授業における校内現職研修に向けて」を作成しました。コロナ禍の中、今年度は資料を活用しながら、「考え、議論する道徳」の授業づくりについて、校内OJTによる一層の推進に努めます。