【弥富市立十四山東部小学校】「くずれ落ちただんボール箱」の授業実践

 5年生の道徳科において、「くずれ落ちただんボール箱」を教材として「本当の親切とは何か」について考える授業をしました。
 話は、ショッピングセンターで、おばあさんが連れていた小さな孫が、はしゃぎ回り、高く積まれていただんボール箱を倒したまま走り去ってしまった状況で、それを目撃していた主人公たちが、くずれただんボール箱を片づけているところを、勘違いから厳しく注意されてしまうという内容です。授業では、「自分だったら、この場合どうしたか」について話し合いをしました。
・おばあさんが怒られ、孫も怒られるのはかわいそう。
・だんボール箱を片づけた後、店員さんに事実を話して、自分たちの過ちでないことをきちんと伝え、誤解を解く。
・おばあさんが、店員さんに謝ることになってはかわいそうだから、自分たちが店員さんに謝った後に、おばあさんと孫を捜し、「だんボール箱を倒すと、他のお客さんの迷惑になるから気をつけてね」と優しく孫に話す。
 話合いを進めていくうちに、腹立たしい気持ちがあっても、親切にした相手には伝わっていることや、自分の親切心を信じて行動することの大切さに気付くことができました。また、本当の親切、思いやりとは、周りがどうであれ、相手を思いやった行為が親切であることに気付くことができました。
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