【安城市立里町小学校】人の気持ちを考えることは大事だね

 人権週間中の12月6日、全校集会で、校長が人権に関する講話を行いました。自身が小学生の頃、体育が苦手で、跳び箱や鉄棒がうまくできなかったという話でした。ある日の体育の授業で逆上がりをしたとき、何度やってもうまくできず、みんなに笑われて悲しい気持ちでいっぱいだったと語る声に、全校児童が引き込まれていきます。笑い声の中、クラスメイトの一人が「笑うな」と声を上げたことをきっかけに、他の子たちも「がんばれ」「もっと勢いをつけると回れるよ」と応援をしてくれて、その後、逆上がりができるようになったということでした。この話を通して、人を大事にするとはどういうことかを考える機会をもってほしいと語って、講話は終わりました。
 その後、2年生は、道徳科の授業「いやな気もちかもしれないよ」で、自分が悪気なく行っていることが、人を傷つけているかもしれないことについて話し合いました。授業後の感想には、「人の失敗を笑うと、その子が悲しい気持ちになるから、笑うのはよくない」「人には苦手なことやできないことがあると思うから、その人の気持ちを考えて、笑っている人がいたら、『笑うな』と言いたい」「人の気持ちをもっとよく考えないとだめだと思う。これからは、みんながよい気持ちになるように、自分も気持ちを考えていきたい」と、人の気持ちを考えることの大切さに気付いたものが多くありました。

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