【岡崎市立竜海中学校】ロンドン五輪アーチェリー銅メダリストを招いて

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 本校のめざす生徒像は、「知・徳・体の調和の取れた人間性豊かな竜中生」であり、教育の重点努力目標の一つに、「生き方を考える態度を育む」ことを掲げています。
 それを達成するための一環として、2年生の総合的な学習の時間に、講師として、ロンドン五輪アーチェリー銅メダリスト小林美貴さんを招いて、「自立・感謝・夢」についての話をしていただきました。2年生の総合的な学習は、「今のわたし これからのわたし」というテーマで学習を進めています。1年後に迫る進路選択に向けて、夢をもつことや自立することについて考えています。しかし、2年生は、将来の夢や目標がなかなかもてない時期でもあります。そこで、夢をもつ大切さなどを学ぶために、夢をかなえたオリンピックメダリストに話をしていただきました。
 講演の中では、「親もとを離れた大学生活で、家事などを自分でこなす中、両親への感謝と自立する気持ちが芽生えたこと」「具体的な夢をもつようになったのは、高校に入ってからだが、夢の実現のために努力できることが『夢』だと思う」など実体験から話をしいただきました。
 成功したことだけではなく、苦しかったこととして、「オリンピック後に、今まで以上に結果を求められ、コーチや射法の変更もあってスランプになりアーチェリーが嫌いになった時期があったこと」を伺いました。しかし、「いったん競技から離れて、本当にやりたいことを見つめ直し、『やっぱりアーチェリーがやりたい』と気づき、気持ちを切り替えて臨んだ全日本選手権で優勝でき、引退を迎えられたこと」などを伺いました。
 2年生の最後に、まとめとして行われる「立志の式」に向けて、「自立・感謝・夢」を考えて、「成功への努力や、挫折したときの思いや乗り越え方」などを学び、自分自身の心と向き合う貴重な時間となりました。