【犬山市立犬山南小学校】思いやりの心がつまった長縄大会「N−1グランプリ」

 本校では、12月に、「N−1グランプリ」と称して、「長縄大会」を行っています。種目を、「8の字跳び」とし、学年・学級ごとの部とペア学級の部を行います。ペア学級は、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生の組合わせで構成しています。1年1組は、6年1組とペアになって大会に参加します。
 約3週間前から練習が始まります。練習は高学年がリードし、進めていきます。高学年が、「一緒に練習しよう」「待ってるよ」と声をかけてくれるので、低学年は、休み時間になるとうれしそうに練習に出かけていきます。低学年の児童は、はじめは、怖くて回る縄を見つめているだけですが、ペア学級のお兄さんお姉さんが「今だよ」「1、2、3」と応援してくれるので、少しずつ跳ぶことに慣れていきます。また、ペア学級の部のルールに「手をつないで跳ぶ」というルールがあるので、練習中には、高学年が低学年の手を取り、優しくリードするほほえましい姿が見られます。
 高学年の児童は、低学年の児童に教えることを学びます。跳べなくて泣いてしまう児童や、目を閉じて跳んでいる児童に対して、優しく励ましながら練習を進めていきます。また、成功したときには、「やったね」「すごいよ」と賞賛の声をかけます。低学年の児童は、お兄さんお姉さんの優しい心にふれ、上達していきます。高学年と低学年が互いに思いやり、心をつなぐことができる「長縄大会」です。今年も、素敵な笑顔が見られることを願っています。