【春日井市立西部中学校】 「いじり?いじめ?」の授業を通して

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 本校は、今年度の教職員研修のサブテーマに、「豊かな心を育む実践をめざして」を掲げ、道徳科の授業改善に力を入れています。教師が互いに授業を参観したり、学年の担当者が集まって発問を検討したりして、「考え、議論する道徳」の実現をめざしています。さらに、全学年で道徳ノートを取り入れ、毎時間授業の最後に、授業で感じたことや考えたことを記入させるようにしました。授業者も生徒の考えを次の授業に生かすことができ、さらにこれを蓄積することで、1年間の変化や成長の様子が分かるようになってきています。
 1年生では、「いじり?いじめ?」の授業を行いました。「いじり」は、テレビ番組や日常生活の中でも目にすることであり、中学生にも身近なテーマだと思います。そして、「いじめ」にもつながりかねないこともあり真剣に考えてほしい内容です。この授業にあたり、事前にアンケートをとり、その学級の実態に合わせた授業構成を考えました。また、授業の導入部分で、そのアンケート結果を紹介したことで、自分たちの実態がデータで示され、生徒も高い関心をもって授業に取り組むことができました。自分自身の今までの行為を振り返り、相手がどう感じていたのかなどを考え、教材の内容を自分のこととして真剣にとらえ、議論を深めることができました。
 本校の実践は、改善していくべきこともまだ多くありますが、今後も、学校全体で、授業の質のさらなる向上に取り組んでいきたいと考えています。