【武豊町教育委員会】 「いのちの教育」 〜 防災・福祉を絡めた道徳教育の推進 〜

 武豊町では、学校教育の重点目標として、「いのちの教育の推進」を掲げ、自他のいのちを大切にする心を育て、共に学び合い、高め合える学校を目指して各校の教育活動を行っています。
 今年度は、6月に「防災講演会」を開催し、東日本大震災で被災された方を講師に招き、震災当時の写真や家族の思い出を含めて「いのちの教育」としてのお話を聞きました。学校関係の職員も参加をし、自他のいのちを大切にする価値を再認識する会となりました。
 10月には、町内の2つの中学校においても同様の「防災講演会」を行う予定をしています。東日本大震災で多くの方が亡くなった事実に、被災した子供たちがどう向き合い、どのような学びを通して未来に向かおうとしたのかに触れることで、「いのちの教育」としての多くの学びを得る機会にしたいと思います。
 また、教育委員会や防災交通課、日本福祉大学と連携をして、武豊中学校において、1年生の総合的な学習の時間に、「防災福祉教育」という視点での学習を行っています。7月から10月までの期間で、「夏季ボランティア活動」や「防災体験活動」を通して、地域の中で自他のいのちを守るためにどのようなことができるかについて学んでいます。
 武豊町では、今後も、「いのちの教育」を中心とした教育活動を継続して行い、各学校の道徳教育の推進に向けた取組を行っていきます。