【豊橋市立老津小学校】1年生道徳科「おじいちゃんのたんざく」

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 1年生の前期に、「おじいちゃんのたんざく」という教科書教材で授業を行いました。初めは自分の欲しいものを短冊に書いていた主人公が、家族の一人である祖父の自分に対する思いに気づき、短冊を書き直すという内容です。自分の成長を願う様々な家族の愛情があったことに気づき、自分の成長や家族の無事に願いをもとうとする心情を育てることがねらいです。
 導入では、七夕祭りの写真を見せ、どのような行事であるかを考えました。次に「もうすぐ七夕だから、短冊に自分の願いごとを書いてごらん」と投げかけたところ、子供たちは、「ゲームがほしい」「サッカーボールがほしい」などと、今、自分が欲しいものをたくさん書いていました。
 その後、この教材を読み、祖父が書いた短冊を見たときの主人公の気持ちについて考えました。「上手に歩けますように」「風邪や病気になりませんように」といった祖父の短冊を見て、子供たちは「とてもうれしい気持ち」「ぼくのことをこんなに思ってくれていたなんて知らなかった」などと答えていました。
 最後に、もう一度短冊に願いごとを書いてみようと投げかけました。「もっと大きくなりますように」「野球がうまくなれますように」「おばあちゃんが元気に暮らせますように」「お母さんが無事に赤ちゃんを産みますように」と、初めとは違う内容の短冊を書くようになりました。授業を通して、自分の成長だけでなく、家族の無事を願う子供の姿も見られ、上記のような心情を育むことができました。