【蒲郡市立蒲郡東部小学校】 あと、○○○〜ぼくに足りなかったことは?〜

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 3年生の子供たちは、好奇心旺盛で「やってみたい」と思ったことに進んで取り組むことができる。一方で、楽しさを優先するあまり、守るべきルールを守れなかったり、相手の気持ちを考えずに行動してしまったりすることもある。そこで、勇気をもって正しいことをする大切さと、自分だけが正しい行動をとったからといって、よいわけではないことに気付かせたいと願い、教材「あと、ひと言」を使って本授業を実践した。
 主人公は、危ない遊びの誘いを断り家に帰ったが、友達はけがをしてしまった場面で、「ぼくに足りなかったことは何か」と子供たちに問いかけると、「注意してとめればよかった」「友達のことをもっと考えてあげた方がよい」という意見が出た。より自分事として考えるために、「本当にそれができるの?」と問い返し、議論した。「もしかしたら止められないかも」という子もいたが、大勢の子が「できる」と答えた。そこで、役割演技を取り入れ、友達を注意してとめる場面を演じることにした。実際にやってみると、「すごく勇気が必要だった」「緊張するけど止められたからうれしい」と体験を通して新たな気持ちを感じることができた。
 そして、授業の後には、道徳科での学びを子供たちが、日常の生活の中で思い出せるように、授業の板書と数人の振り返りを掲示している。子供たちが自分事として考え、自分たちの生活につながるような道徳科の授業を、これからも実践していきたい。