【春日井市立勝川小学校】情報モラル教育の実践

 情報技術が発達してきた現在、危険に巻き込まれないために、パソコン・携帯電話・スマートフォン等を「使わない」生活というのは難しいことです。「使う」という前提で、子供たちに、いかにうまく「使う」生活をするかを伝えることは、とても大切なことだと思います。そのため、本校では情報モラルに関する授業の実践に、全学級で取り組むことにしました。
 「事例で学ぶNetモラル」「スマホ・ケータイ安全教室」の出張授業など、各学年の発達段階に応じて、内容や教材を選択しました。低学年は、コンピューターは大人と一緒に使うこと、決められた利用の時間や約束を守ることを確認しました。中学年は、情報の発信や情報をやりとりする場合のルールや・マナーを知り守ることの大切さを理解しました。また、情報には誤ったものもあることにも気づくことができました。
 高学年は、各学級での授業実践だけではなく、土曜参観に、携帯電話会社の方を招いて、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。そこでは、映像資料とともにスマートフォン・携帯電話を使う際に、小学生に起こりやすいトラブル事例と、その防止策や対処法を保護者とともに学びました。高学年になると、半数以上の児童が、スマートフォンや携帯電話を所持していて、無料通話アプリを活用している児童もたくさんいます。また、ゲーム機を通して同様のコミュニケーションをとる児童も多いので、今回のことは身近に感じられたようでした。
 「情報モラル」と言いますが、インターネット上のトラブルの多くは、道徳・マナー・規範意識といった日常のモラルの欠如によるトラブルも少なくありません。そのため、全学級の全児童が、情報モラルについて考えられるように、今後も、学校全体として情報モラル教育の実践に取り組んでいきます。

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