【稲沢市立稲沢東小学校】集団や社会との関わりの中で、生き方を深める道徳科の授業実践

 5年生の道徳科において、「アンパイアの心」を教材にした授業実践を行いました。主人公の公一の判定に、中学生が強い口調で抗議する場面を、役割演技で再現しました。まず、公一の気持ちに迫ることで、中学生に対する怖さや自分の判断に対する戸惑いを感じさせることができました。その後、二人のやりとりを見ていたら、公一に何と声をかけるかを考えさせました。児童からは、「公一は正しいことを言っているから大丈夫だよ」「自分だったら正しいことを言えないから、公一はすごい」などの発言がありました。授業の感想を発表する場面では、「公一のようになれるよう成長していきたい」と道徳的価値の高まりを感じる児童が見られるようになりました。また、「自分は正しいと思ったことでも、なかなか言えないけれど、正しいことを言っている人を励ましたいと思う」のように、自分の気持ちに正直に向き合いながら、道徳的価値について考えを深める児童も見られました。
 役割演技を通して、様々な立場の考えを話し合わせることで、公正・公平の道徳的価値を多面的・多角的に考えさせることができました。今後は、発問の仕方を更に工夫し、ねらいとする価値にせまる授業ができるよう研究を進めていきます。