【豊田市立若園小学校】「さるおのらくがきから学ぼう」〜小学校1年生情報モラルの実践より〜

 1年生は、とても素直な子が多く、元気に過ごす姿が見られた。しかし、その一方では、小さなトラブルも起こっているのが現状であった。相手の気持ちを考えて行動したり、ルールを守って行動したりすることの意識が足りないように感じた。また、「誰かが言ってたよ」と、不確かな情報を信じて行動してしまうこともあった。
 そこで、「さるおのらくがき」という教材を使って、軽い気持ちで書いたうその情報が、どれほど多くの人に影響を与えるのかを考えさせることで、相手の気持ちを考えて行動することの大切さに気づかせる授業を行った。
 授業では、教材を紙芝居にしたため、子供たちが注目して話を聞くことができた。また、登場人物の気持ちになって、真剣に考える姿もあった。ペアでの話合いでは、積極的に自分の意見を伝え合う姿も見られた。「うその情報を流すことは、いけないことだ」と気づく子や、「いやなことをしたら、みんなにあやまらくてはいけない」と感想に書く子もいた。
 これからも、「その情報って本当なのかな」と問いかけをすることで、正しい情報のもとに行動できるようにしていきたい。

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