【西尾市立福地北部小学校】板書を工夫した道徳科の授業実践

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 昨年度より「道徳」が「特別の教科 道徳」として教科化されました。それに伴って、教師一人一人が、これまで以上に子供たちの心に響く多様な指導法を身につけていくことが重要となります。そこで、本校では、「考え、議論する道徳科の授業」を目指し、発問・板書・話合いを工夫して授業を組み立てています。
 4年生「思いやりの表し方」(B:親切、思いやり)の授業では、板書を工夫した実践を行いました。教材「本当の思いやり」に登場する骨折した友達を助ける「わたし」の姿を通して、親切や思いやりについて考え、本当の思いやりについて気づくことをねらいとしました。主人公の「わたし」と自分を重ね合わせながら気持ちを想像することができるように、状況ごとに場面絵を提示し、主人公と友達の気持ちを対比して板書しました。けがが治っていくにつれて「自分でやりたい」という思いを抱く友達に対して、「わたし」がとる行動から、相手の気持ちに寄り添うことの大切さに気づきました。まとめでは、板書の言葉を用いて自分の考えを道徳ノートに書く子や、話合いでの気づきをもとに「相手の気持ちを聞いてから行動したい」と発言する子もいました。
 今後も、「考え、議論する道徳科の授業」を目指し、研究を進めていきたいと思います。