【豊田市立道慈小学校】体験活動による豊かな心の育成

1.道慈山観音寺清掃
 本校では、隣接する地域の文化財である「道慈山観音寺」の清掃を行っている。地域の方々とともに、1年生から6年生までの全員で、境内の落ち葉掃き掃除を行う。地域の一員としての気持ちを高めるとともに、地域の文化を大切にしようとする気持ちを高める活動となっており、地域の方からもこの活動の継続を期待されている。そこで、児童会の環境委員会が中心となり、春と秋の年2回、縦割り班(異学年の児童で構成している班)活動として、活動を継続している。上級生は、下級生をリードしながら、全校児童が一つのことを成し遂げることができるように支援している。

2.衣丘小との交流(都市と山間の教育交流事業)
 衣丘小学校との交流は、本年度で8年目を迎える。7月と11月に交流会を開催し、「ふるさと小原」のよさを再認識するとともに、衣丘小学校のすばらしさについて学ぶ。大勢の人の前で発表したり、大勢の人の中に入って活動したりすることが少ない本校の児童にとっては、社会性を身に着ける絶好の機会となっている。7月の交流会では、衣丘小学校の5年生を招き、「歓迎集会」「小原和紙の紙すき体験」「五平餅づくり」を行う。11月の交流会では、本校の児童が衣丘小学校の大人数の学級に入って一緒に学習したり、みかん狩りを行ったりする。毎年、この交流が、都市と山間の文化や環境の違いを感じ取ったり、コミュニケーション能力を高めたりする機会となっている。特に、高学年の児童には、大勢の人の前で、自信をもって発表したり説明したりする力を身に付けてほしいと考えている。


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