【刈谷市立平成小学校】友達のためにできることを考えよう(1年道徳科の実践)

 1年生は、小学校での生活にも慣れ、出身の園の垣根を越えた交友関係を築くようになってきました。
 そこで、「二わの ことり」を題材に取り上げ、「やまがら」の誕生日会に行くか、「うぐいす」の家での音楽会の練習に行くかで迷う主人公「みそさざい」を通して、心から友達を思うとはどういうことかをじっくり考え、友達と仲よく助け合おうとする意欲や態度を身に付けてほしいと考えました。
 最初に、「うぐいす」の家へ行ってしまった「みそさざい」の気持ちを考えました。子供たちは、「『やまがら』の誕生日をお祝いしてあげたいけれど、みんながいないならできない」「ごちそうがないから、行きたくない」など、「やまがら」の気持ちまで考えていない意見をいくつか発表しました。
 次に、「うぐいす」の家で音楽会の練習をする「みそさざい」が、小鳥がたくさんいて、ごちそうもある明るい場所にもかかわらず、楽しんでいないことについて、ワークシートに自分の考えを書き、意見交流を行いました。ここでは、「やまがら」が仲間外れにされていると思う子や、「誕生日は、年に一度しかないから」と、特別な日である誕生日を祝ってあげていないことを心配する子など、「みそさざい」だけでなく「やまがら」の気持ちも真剣に考えていました。
 最後に、自分が「みそさざい」だったら、どうするかを考えました。「音楽会も大切だから、時間を決めて練習もお祝いもする」「うぐいすの家で食べ物を分けてもらって、やまがらの誕生日を祝いに行く」など、予想以上に様々な考えが出ました。そして、授業後の感想には、「もっと友達に優しくしたい」と、これからの生活に生かそうとするものがありました。
 子供たちは、これからの生活の中で、この授業と同じように、優先順位を付けなければならない場面に出合うでしょう。そのとき、相手の気持ちにまで思いをはせ、じっくり考えることのできる子供たちになってほしいと思いました。