【田原市立赤羽根小学校】 たて割り班活動を通して仲間のよさと思いやりの心を〜あかはに探検隊〜

 本校では、仲間と活動する喜びを感じ、仲間への思いやりの気持ちをもつことができるように、「縦割り班活動」(異学年の班による交流活動)を取り入れています。
 4月に行われた「あかはに探検隊」では、縦割り班で校区を探検しました。6年生が1年生と手をつないで歩いたり、2年生が5年生と話しながら探検したりする姿が見られました。校区の海岸では、誰でも楽しく参加できるようにと、6年生が企画した「おにごっこ」や「だるまさんがころんだ」などの遊びを楽しみました。
 また、校区のお寺では住職さんの講話を聞き、本堂にある、ふだん見慣れない物について教えていただきました。講話の中で、「自分には2人の親がいる、その親にも2人ずつ親がいるから、君たちのおじいさんおばあさんは全部で4人だよね。では、10代さかのぼると、何人の人がいると思う。1000人だよ。では、20代さかのぼると何人になると思う。100万人だよ」この数を聞いて子供たちは、びっくりしていました。続いて住職さんは、「でもね、100万人の1人でもいなかったら、君たちは生まれていないんだよ。命はそうやってずっと続いてきて、今の君たちがいるんだよ。これは奇跡なんだよ。だから、命を大切にしてね」と話されました。子供たちは、自分の命について、深く考えたようでした。その後、境内で弁当を食べるときは、縦割り班で丸くなって、楽しく会食をしました。
 校区を横断しての探検だったので、とても長い距離を歩きましたが、高学年に励まされて、どの子も最後まで頑張ることができました。解散式では、児童会長から「どうでしたか」と尋ねられると、「楽しかったです」と全校の大きな返事が運動場に響きました。探検の後、「すごく疲れたけれど、優しくしてもらったので、楽しかったです」「とても楽しくて、来年が楽しみです」という感想がありました。みんなで活動する楽しさが、こうして子供たちに受け継がれていくということを実感しました。仲間のよさと校区のよさを感じながら、「あかはに探検隊」を終えることができました。


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