【美浜町立河和小学校】もしも透明マントがあったら?

 4年生の情報モラル教育として、情報アドバイザーの先生が、「ネット上は、透明マントをかぶっているのと同じである」という内容の授業を行いました。
 まず、一人一人、自分が特定されないようなハンドルネームを使い、チャットルームで、「もしも透明マントがあったら何がしたい?」という内容で、自由にチャットをしました。すると、個人が特定されないことで気が大きくなり、不快な内容をチャット上に打つ子供が出てきました。しばらくチャットをした後、ビデオを見ました。
 ビデオの内容は、ゲーム上で仲よくなった同い年のA子から、顔写真を送ってと言われ送ってしまう。実は、A子は同い年の女の子ではなく大人の男であるが、主人公はそのことは知らない。次の日、ゲーム上の掲示板で、A子に送った自分の顔写真に「指名手配」の文字が付けられ、「主人公からいやがらせを受けているから助けて」といううその内容が書き込まれていた。掲示板を見た友達からは、主人公を避けたり、「あんなことするなんてひどい!」と言われたりする。さらに、掲示板に貼られた写真は他の掲示板にもどんどん貼られ、主人公は怖い思いをするというものでした。
 そこから、子供たちは、「一度ネット上に流出した写真は悪用されることがあり、一生消えることはない」という怖さや、「子供のふりをして大人がやっていることもある」「ハンドルネーム(透明マント)を使い、個人が特定されないからと言って好き勝手していいわけではない」ことなどを学びました。
 子供たちは、インターネット上では、誰もが透明マントをかぶっているから、加害者にならないよう、そして被害者にもならないように気をつけることをこの授業を通して実感することができました。
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