【西尾市立東幡豆小学校】理解しよう共に生きる大切さ -盲導犬教室を通して-

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 3年生は2学期に、国語科で「盲導犬の訓練」、総合的な学習で「働く犬」について学習をしました。その一環として、中部盲導犬協会の協力を得て開催した「盲導犬教室」について紹介します。
 国語の学習では、盲導犬は障害物をよけて、視覚障害者を安全に誘導することを学びました。しかし、ほとんどの子供たちは、視覚障害者の方に出会った経験はありませんでした。そこで、視覚障害とはどういうものか知るために、アイマスク体験を行いました。子供たちは、実際に歩いてみて、「目が見えないと、一歩足を進めることや階段を下りることがとても怖い」ということに気づき、盲導犬がどうやって手助けしているのか、更に興味が湧いたようでした。
 「盲導犬教室」では、盲導犬が訓練士の指示通りに障害物や段差の前で止まったり、同伴者の目の高さの障害物をよけて誘導したりする様子を見て、「よく訓練されているね」と感心しました。また、ハーネスを持って一緒に歩く体験では、教科書の通りに障害物をよけながら案内してくれたので、「これなら安心して歩けるよ」と手応えを感じていました。こうした体験を通して盲導犬の賢さを実感した子供たちは、視覚障害者の方たちにとって盲導犬がいかに大切なパートナーであるかを理解できたようでした。そして、目以外にも様々な障害をもつ人がいることや、そうした方たちを手助けするために働く犬がいることを調べて、パンフレットにまとめました。
 今回の学習で、困っている人を見かけたら、自分たちができることは進んで行おうという気持ちをもつことができました。今後も、様々な活動を通して、助け合いながら共に生きることの大切さについて学んでいきたいと思います。