【岡崎市立秦梨小学校】 特別支援学級での情報モラル授業の実践

 本校では、特別支援学級の児童を対象に、「ひつじかいのこども」の資料を使い、「うそをついたりごまかしをしたりすると、信頼を失うことに気付き、正直にのびのびと生活しようとする態度を養う」ことをねらいとして授業を行いました。
 はじめに、「ひつじかいのこども」を読んで話し合いました。「大変だ。おおかみが来た」と、うその知らせをしているとき、羊飼いはどんな気持ちだったのか考える場面では、「大人がびっくりして楽しいな。うそが好きだよ」と答えました。
 次に、何回もうそをついていたずらを繰り返しているとき、羊飼いはどんな気持ちだったのか考える場面では、「大人をだますのは楽しいな」「大人があわてて楽しいよ」と答えました。
 そして、本当におおかみが来ているのに誰も出てきてくれなかったとき、羊飼いはどんな気持ちだったのか考える場面では、「かなしい、こわい」「びっくりした」と答えました。また、「羊飼いに何て言ってあげますか」の問いでは、「うそついちゃだめだよ」「村の人をだましたらいかんよ」と声かけができました。
 最後のまとめでは、「うそをつくと、周りの人みんなが困る」と学習を振り返ることができました。うそ(誤った情報)をつくと相手にとっても自分にとってもよくないということや、正しいことを伝えることの大切さを学ぶことができました。うそをつかないで、素直に明るく生活しようとする気持ちを高めることができました。
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