【大府市立大府小学校】 とうちゃんず

 本校には、児童のお父さんたちで結成された「とうちゃんず」というボランティアグループがあります。子供たちが、学校でより快適に生活できるように、自主的に校内整備作業をしてくださる方たちです。平成22年に結成され、30年度で9年目となりました。毎年、参加希望者を募り、年間5回の活動の中、出席できる日に参加するといった方法で取り組んでいただいています。自分の子供が卒業しても、OBとして活動に参加してくださる方もいて、毎回30名前後のお父さんたちが楽しみながら活動しています。
 とうちゃんずの皆さんは、校内の木々のせんていや除草をしたり、側溝にたまった土を取り除いたりといった力仕事から、遊具のペンキ塗りや発表会で使う大道具の製作など、児童や先生だけでは難しい作業をします。夏の暑い日や真冬の寒い中でも快く活動に取り組んでいただき、本当に助かっています。大変な作業をしてくださるとうちゃんずの皆さんですが、話を聞くと「子供が喜んでくれるのがうれしい」「学校に貢献できてやりがいがある」「体を動かす作業が楽しい」「他のお父さんたちと親睦が図れる」など、学校にお父さんたちの活躍の場ができ、活動から得られる満足感や充実感で参加せずにはいられなくなっている方もいるようです。
 児童には、写真を掲示してお父さんたちが活動している様子を伝えています。とうちゃんずは学校環境を明るくすることに貢献しています。子供たちは、学校がきれいになって喜んでおり、児童会では、とうちゃんずにお礼の手紙を書く企画をしています。自分たちのお父さんが学校のために汗を流している姿を見られることが、子供たちの感謝の気持ちを育て、子供たちの心も明るくしているようです。

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