【東郷町立春木台小学校】「スマホ・ケータイ安全教室」を通して

 5・6年生は、総合的な学習の時間の中で、情報教育についての学習を進めてきました。その一環として、携帯電話の安全・安心な使い方や使う上での基本的なルールやマナーについて学ぶため、携帯電話会社の方を招いて、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。
 本校でも、パソコンやスマートフォンを使って、写真や動画をインターネット上に載せてしまうことが、いかに危険であるかを認識していない児童が少なくありません。日頃の教師からの情報教育だけでなく、実際に起こったトラブルを新聞記事やアニメを使ってより具体的に教えていただいたことが、児童たちには大変貴重な機会となりました。
 例えば、友達と一緒に学校の前で撮った写真をSNSウェブサービスに載せたことで、自分や友達の名前、通っている学校、最寄りのバス停まで見知らぬ人に知られてしまったという話を聞きました。写真の位置情報から撮影場所が特定されてしまうこと、一度載せた写真は完全に回収することはできないことなど、児童たちが知らないことも多く、真剣な表情で講師の話を聞くことができました。講座後には、「ただ写真を載せただけなのに、友達に嫌な思いをさせてしまうなんて思わなかった」「個人情報が悪用されると、お金を取られたり、脅されたりすることが分かった」といった児童たちの感想が聞かれました。
 「インターネットからの情報を信用しない」「安易にアプリをインストールしない」「無料通信アプリでの会話は誤解を生みやすく、人間関係を悪化させることがある」といったスマートフォンや携帯電話に潜む危険性を教えてもらうことで、児童たちは改めて安全・安心な使い方やルールやマナーを確認することができました。

画像1 画像1