【知多市立佐布里小学校】携帯電話の落とし穴〜「特別の教科 道徳」の授業を通して〜

 本校の4年生が、道徳科の授業で、「携帯電話の落とし穴」について話し合い、考えを深めました。道徳科の教科書「新しい道徳4」の資料で、携帯電話の危険性について学びました。自分のスマートフォンやタブレットなどを持つ児童も出てきており、最近では「無料通信アプリいじめ」という言葉があるほどなので、SNSの使い方には十分な理解が必要です。
 資料の中では、4年生の主人公が、両親に自分の携帯電話を買ってとねだりますが、「携帯電話安全教室」で話を聞いてから決めようと言われます。「携帯電話安全教室」では、「三つの危険」について警察の人から話があります。
1.メールを見ながら歩いていて、自動車とぶつかった。
2.予定があったので友達の誘いを断ると、「いじわる、キライ」とメールで言われた。
3.曲をダウンロードしたら、3万円請求されてしまった。
 主人公は、この話を聞き、家族にもう一度相談しようと思いました。
 初めは、「友達と早くメールしたい、正しい使い方をするから大丈夫」などの意見が多かったのですが、終盤になると「こわいからまだ携帯電話はいらない」「もう少し大きくなってから買ってもらおう」という意見が出てきました。
 家の人からは、「現代は便利になった反面、危険なことが多くなったので、携帯電話など安易に持たせず、子供とよく話し、確認することが大切」「使い方を一緒に勉強する」「もう少し大きくなってから購入する」「判断力がないとトラブルに巻き込まれる」という意見があり、家族でもしっかり話し合えたようです。
 さらに、「新しい道徳」では、巻末に情報モラルの資料が入っているので、今後、他の学年でも授業を進めていく予定です。


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