【半田市立半田小学校】〜映像資料視聴を通して〜

 3年生を対象に、情報モラル学習を行いました。しかし、「情報モラル」という言葉を誰一人知らず、「パソコンや携帯電話、スマートフォンを使うときのルールのことだよ」と言う言葉から説明が始まりました。3年生は、クラスの約7割の児童が、携帯電話やスマートフォンを使ったことがあり、そのうちの8割程度の児童が、メールなどのやりとりをしたことがあると答えました。
 「何のためにメールを使ったのか」を問うと、「友だちと遊ぶ約束をする」「親に迎えをお願いする」などでした。友達と遊ぶ約束をメールでやりとりをするのかと、少し驚きました。しかし、顔が見えないメールなどから、誤解やいじめが生じ、中には自殺に追い込まれた子もいることを話し、本授業を始めました。映像資料の「声なきメッセージ」という番組を視聴しました。         
 主人公のイズミに、ある日突然いたずらメールが届いた。それはかつての親友マキのしわざだった。仲のよかった二人がなぜこんなことになってしまったのか、という内容でした。子供たちは、とても真剣に番組を見ていました。そして、視聴後に感想を話し合いました。以下、子供たちの主な感想です。
・人のアドレスを勝手に聞いて、嫌がらせメールを送らないように気をつけたいです。
・インターネットは、便利だけれど、悪い意味でも便利だから気をつけようと思いました。
・人の気持ちを考えてメールをしないといけないと思いました。
・メールは少し間違えたら,犯罪になるかもしれないし、人の命に関わるから怖いと思いました。
 メールの怖さや危険について考えるよいきっかけとなりました。