【尾張旭市立城山小学校】「情報のやりとり」について考えよう〜道徳科の授業を通して〜

 本校では、毎年5・6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。スマートフォンや携帯電話を安全に正しく利用できるように、外部講師を招き、SNSへの個人情報の書き込みや写真投稿の危険性などについて話をしていただいています。また、知識として得たことを、自分の生活と照らし合わせて話し合わせることで、実践意欲につなげたいと思い、道徳科の授業を設定しました。
 6年生の道徳科の授業では、「知らない間の出来事」(出典「私たちの道徳」)という資料を活用し、「情報を送受信するときに気を付けること」について話し合いました。資料は、転入生のあゆみが携帯電話を持っていないことを知ったみかが、「あまり友達いないみたい。これは憶測だけど」と友達にメールを送ったところ、たった一晩のうちに「あゆみは前の学校で、仲間外れにされていた」と、間違った情報として広まってしまったという話です。
 この資料を読み、まず何が問題だったのかについて話し合いました。児童からは、「メールや無料通信アプリは拡散するおそれがあるので、憶測を書き込むことは、絶対にしてはいけなかった」「メールを受け取った側も、『憶測だけど』と書いてあるメールを、次のだれかに送ったのもよくない」「携帯電話を持っていないことで、人を判断するのはおかしい」など、いろいろな意見が出されました。
 それを踏まえ、「どんなことに気を付ければよいのか」という話し合いでは、「自分の言葉には責任があるから、メールでも手紙でも、文章を書くときは注意しなければならない」「書くときと同じで、人に話すときも言葉には気を付けた方がよい」「相手の立場に立って考えるべきだった」などの意見が発表されました。意見を交流することで、情報を送受信するときの、「言葉の重み」に対する責任や、「人を思いやる気持ち」の大切さについて話し合いが深まっていきました。
 最後の振り返りには、「相手の立場を考えてから発信したい」「無責任な情報は絶対に流したり、信じたりしないようにしたい」「私達のクラスにも、無料通信アプリのグループがあるけど、絶対に人のことを悪く書きません」「トラブルが起きないよう、常に言葉には気を付けようと思う」など、授業を通して学んだことを、自分との関わりで考えながら記入することができました。