【半田市立岩滑小学校】 SNSとの付き合い方

 本校では、デジタルコンテンツを用いて、ネットモラルについて学習を進めています。
 安全で便利なネット環境が、子供たちの身近になってきた昨今、その反面では、インターネットを介してのトラブルも増えてきていることが現状です。誰もが被害者に、また、知らない間に加害者になり得る可能性があるということを知っておかねばなりません。
 本年度、5年生のクラスでは、「SNS(トークアプリ)の依存」をテーマに、アニメーション教材やワークシートを使い、学習を進めました。まず、トークアプリやインターネットなどでの友達とのやりとりで、今まで困ったことがあるか児童に振り返りをさせました。すると「返事がすぐに返ってこなかった」「顔を見て話すこととは違い、文面だと表情が分からない」「スタンプの連打をされる」などがあがりました。その一方で、「すぐに返信をしないと失礼だ」と思い込んでいる児童もいました。子供たちもSNSの問題を身近に感じているようです。
 使用した教材は、トークアプリでの返信が遅いことから催促が始まり、そこから友人関係のトラブルに発展するといった内容でした。
 学習後の感想では、児童から、「トークアプリを使うときには相手の気持ちを考える」「トークアプリに頼りすぎない」「返信の催促をしない」「大切なことは、実際に会って話をする」「相手の都合を考える」などがあがりました。今回学んだことを実際の生活に生かし、便利な道具を使いこなし、道具に使われないようにしていってほしいと思います。今後は、情報モラルの学習について外部講師も依頼していく予定です。