【大府市立共和西小学校】自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成を目指して

 本校では、「特別の教科 道徳」の実施を受けて、「自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成」を目指して、道徳科の授業の充実を目指して取り組んでいます。その取組の中から一つ紹介します。
 小学6年生で行った授業、主題名「わたしにできること」です。内容項目は公正、公平、社会正義です。この授業では、次のような場面を子供たちに提示しました。いじめられて泣いている少年について、それを見ていた周りの子が証言をするのですが、どの子も「わたしのせいじゃない」「ぼくは悪くない」と責任転嫁をし、傍観者を決め込んでいるという場面です。
 この状況について、「どの証言が一番許せないか」と問うことで、直面する問題に対し、子供たちには傍観者になることなく自分事として考えられるようになってほしいという思いを込めました。
 実際の授業では、「『自分のせいじゃない』と他人事のようにとらえているところが許せない」「ささいなことでも何かできることがあったはずだ」という意見が出ました。こうした子供たちの発言からは、傍観者になるのではなく自分事として考えようとする姿勢がうかがえました。
 授業の終わりでは、世界中で起きている温暖化の問題や環境破壊、貧困の問題などを紹介し、「わたしのせいじゃない?」という言葉で印象的に締めくくりました。
 この授業では、子供たちの発言が止まりませんでした。自分の考えを言わずにはいられない、それだけ子供たちの心に訴えかける授業になったのではないかと思います。これからも子供たちの心に訴えかけるような道徳科の授業を目指していきたいです。