【東海市立大田小学校】 なかよし活動

 本校では、1年生から6年生までの全ての児童が、縦割りグループでの「なかよし活動」に参加している。縦割りでの活動を行うことにより、学年を超えた交流が進んでいる。 
 4月当初に、1グループ25名前後で、12グループが作られた。毎年、新しいグループを作っている。第1回の「なかよし活動」でグループ名を決め、グループを象徴するプラカードを作成した。それ以後は、活動のたびに、このプラカードの元にメンバーが集まることになる。
 本校では、木曜日は昼の清掃をなくし、30分間の長い昼休みにしている。その時間を利用して、毎月1回のペースで「なかよし活動」は開催される。体育館や教室、運動場などグループごとに集まり、文字通り仲よく遊んでいる。遊びの内容は各グループのリーダー(6年生)が事前に話し合い、企画したものである。これを「なかよし遊び」と呼んでいる。
 また、全校児童が集まりグループ対抗で遊ぶこともある。グループ対抗ということもあり、毎回、かなり盛り上がっている。
 その他に、秋の読書週間には「なかよしグループ」で高学年が低学年に絵本の読み聞かせをする「読み聞かせの会」がある。低学年の子がお兄さん・お姉さんの横に座り、高学年の子が読み聞かせをしている姿は、とてもほほえましい。
 2月の最後の「なかよし遊び」では、「お別れ会」と称し、ゲームをした後、卒業する6年生に在校生から記念写真をプレゼントする。この会は5年生が企画し、運営する。そうすることで来年度への引継ぎも行っている。
 年間を通した「なかよし活動」は、笑顔の輪が学校全体に広がり、まとまりを生んでいる。そこから豊かな心も育まれている。また、高学年は低学年の面倒をみることにより、自然に思いやりの心が育つとともに、高学年としての自覚と責任感も育っている。

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