【東海市立明倫小学校】 お互いを知ろう

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 本校は、単学級が多いため、クラス替えが行われず、6年間同じ学級で過ごす児童がたくさんいます。そのため、深い関わり合いができる一方、お互いを理解しているつもりになってしまい、「相手を知ろう・理解しよう」という気持ちや、「一人一人の考えは違う」という意識が薄れているように感じます。こうした実態を受け、友達の考えを知り、「どんなに仲がよくても考えが違うこともある」「まだまだ知らないことはあるんだ」と気付くことをねらいとして活動を行いました。
 例えば、2年生の学級活動の授業、「みんななかよし」では、最近うれしかったことや怒れることを書き、それを書いたのは誰かを当てるゲームをしました。ゲームをする前は、何人かの児童は、「誰が書いたかはすぐに分かる」「簡単だ」と話していましたが、実際にゲームを行うと苦戦する児童が多くいました。10人の問題を出し、一番多く正解できた児童でも4人という結果になりました。
 児童からは、「すごくむずかしかった」「全然分からなかった」と互いを理解していないことに気付く発言や、「ぼくだったらそれは怒れてこないな」と感じ方の違いに気付く発言が見られました。また、最後の感想では、「みんなのことがよく分かって楽しかった」「もっと知りたい」という発言が多く、相互理解への意欲付けができました。