【東海市立上野中学校】福祉体験教室で学んだこと

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 本校では、1年生が「人とつながる」をテーマに、「福祉体験教室」を行いました。今年度は、市の社会福祉協議会が、障がいをもつ人やお年寄りのために、どんなことを行っているかを知り、「福祉体験教室」を通して実際に学びました。周りの人たちのためにできることを、主体的に探究しようとする態度を養うことを目標としました。
 はじめに、社会福祉協議会の方の「『ふくし』とは何か」という講話を聞き、コースに分かれて体験学習を行いました。コースは、「介護講習」「認知症の理解」「耳が聞こえない方とのコミュニケーション」「車いす体験」「救急法〜身近な物を使った応急手当〜」「高齢者サービスへの理解」の六つです。
 生徒たちは、「今も高齢社会と言われるけど、2025年にはもっと増えていくと知り、高齢者の方々へのサービスについて理解を深めていきたいと思いました」「デイサービスのスタッフの方々は、常に気を張って利用者さんを見守っていることを知りました。一瞬の気のゆるみが、利用者さんの異変への対応が遅れ、命に関わる事態を招くからです。今後は、私も周りにもっと気を配り、思いやりをもって人と接していきたいです」「身の回りの物を使って、応急処置の対応ができることを知りました。けがをした人に遭遇した時は、この知識を役立たせたいです」「車いすは、長時間利用しても疲れないような工夫や、立ち上がりやすい構造になっていることが分かりました。また、利用者の方の車いすを動かすときは、『押しますよ』『止まりますよ』などの声かけが、大切であると感じました。自分の意思とは関係なく、いきなり動くことは怖いと感じました」などの感想をもち、福祉のことを身近に感じました。今後の生活に生かしてきたいと考えるきっかけとなりました。