【新城市立千郷小学校】正しい情報を得るために

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 6年生が修学旅行班行動の計画を立てるため、図書やインターネットを活用して調べ学習をしています。子供たちは、図書館で調べる場合、どこに求める情報が載っているかを探すことに苦労することが多いです。インターネットを使用したときは、検索画面で表示された一番上のサイトだけを開き、そこで分かったことだけをメモしている現状です。複数の情報を集め、その中から自分が必要な情報を選択するということは、まだ難しい状況です。
 また、インターネットは便利で欠かせないツールですが、中には間違った情報もあります。子供たちに、図書も含めた様々な情報の中から、必要な情報や信ぴょう性の高い情報を「選ぶ」ことの大切さを気づかせるためには、低学年のときから、調べ学習等で指導していかなければなりません。
 2年生は、生活科の学習で、地元の川でつかまえたドジョウを飼うことになりました。餌をどうするか話し合う中で、児童Aから「給食の米粒やパンのかけらをあげればよい」という意見が出ました。そのときは、この意見に落ちつきましたが、読書好きの児童Bは、図書館や自宅の図鑑などでドジョウの餌について調べました。生き物好きの児童Cは家で親と一緒にインターネットで調べました。翌日、二人がそのことを発表した後、子供たちはどの餌がよいのか話し合いました。子供たちは複数の情報から、一番よい餌の情報を「選ぶ」ことができました。
 これからも、子供たちが、複数の情報を集め、その中から必要な情報や根拠がしっかりした情報を選ぶ経験を、積み重ねていけるよう取り組んでいきたいです。