【刈谷市立朝日小学校】主体性と思いやりの心を育む異学年交流

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 本校では、毎年5月、1年生と6年生でペアを作り、「なかよし遠足」を行います。学校近くの公園までペアで手をつなぎ歩いて行き、公園では6年生が企画したレクリエーションをペアで楽しんだり、一緒に弁当を食べたりします。6年生は最高学年としての自覚をもって、優しく声をかけながら1年生に寄り添います。一連の活動を通して、1年生は6年生に親しみを感じるようになり、その後、校内で出会った際にも「ぼくのお兄さんだ」とうれしそうに手を振ったり、会話をしたりしています。毎日の清掃活動でも、6年生が1年生の教室に行って、掃除の仕方を助言しながら一緒に活動します。6年生が優しく掃除の仕方を教えてくれることで、1年生も安心して清掃活動に取り組むことができます。
 また、1年生は生活科「なつとなかよし」の学習で、隣接する幼稚園の年長児を招き「水鉄砲ランド」を開くという学習に取り組んでいます。年長児に楽しんでもらうために遊びの内容や声かけの仕方を工夫し、当日は、「容器の真ん中を押すと水が遠くに飛ぶよ」「次はこのゲームに行こうか」と、ちょっぴりお兄さんお姉さんになってゲームの方法を優しく教えたり、年長児が楽しめるよう声をかけたりする姿が見られます。年長児を思いやる様子には、日頃6年生に大切にしてもらっているという気持ちが反映されているようにも感じられます。
 この他にも、1学期の図書館祭りでは、1・6年、2・4年、3・5年の学級でペアを作り、高学年が低学年に読み聞かせを行う「ペア読書」に取り組み、2学期にはペア学級で一緒に給食を食べる「交歓給食」に取り組む予定です。こうした活動を通して、子供たちの主体性と相手を思いやる心を育てていきたいと考えています。