【豊川市立小坂井西小学校】違いがあるから楽しい〜道徳科の授業を通して〜

 本年度から教科化された道徳科の授業。本校の2年生の子供たちも、毎週、教材の主人公に自分を重ね、楽しく話合いをしています。
 教科書にある「およげないりすさん」は、アヒルと亀と白鳥が、泳げないリスをおいて島へ遊びに行ってしまう話です。子供たちは、「自分ならどうするか」ということを考えて話し合うのが大好き。本文ではみんなが反省して謝り、リスは亀の背中に乗せてもらうのですが、子供たちの考えは違っていました。
 例えば、実生活を基にした「りすさんは泳げないのだから、どんな特徴の動物でも楽しめる遊びにかえる」「時間はかかるけれど、りすさんが泳げるようになるまで一緒に練習する」という意見からは、ふだんの友達との関わり方がかいま見えます。また、「泳げないりすさんのためにみんなでボートをつくる」「りすさんのように困る人のために、島へつながる橋をつくれば、どんな人も楽しく島へ行ける」というアイデアも出ました。違いのある者を仲間外れにするのではなく、すべての人が喜ぶ別の方法をとる、ユニバーサルデザインのもとになるような考え方です。
 この教材のねらいどおり、「友達が苦手なことは、みんなで助け合いながら一緒に遊ぶ方がずっと楽しい」と自然に考えることのできる心と頭のやわらかさを感じます。違いのある者同士で一緒に楽しく生活するため、多様な考え方を共有することができる道徳科の授業を、教師も子供たちも楽しんでいます。