【刈谷市立雁が音中学校】情報モラル授業

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 本校の三年生では、「なぜこんなことに……」と題し、情報モラルと道徳を絡め、授業を行いました。
 SNSや無料通信アプリなどのインターネットを通して行うコミュニケーションによって起こるトラブルについて、適切な判断と行動がとれるようにしたいと考えました。
 導入では、インターネットを使ってコミュニケーションをとったことがある生徒はいるかと聞くと、ほぼ全員が手を挙げました。いかに生徒たちの身近にインターネットがあるかが浮き彫りになりました。
 展開では、なりすましトラブルの例、動画サイトによるワンクリック詐欺や架空請求の例などを取り上げ、トラブルの原因について考えました。また、その原因を捉えた上で、トラブルを防ぐ方法についても考えました。
 いずれを考える場合も、グループで話し合いました。このときに、簡単なルールを決めました。
 1 時計回りで順番に発表する
 2 意見を付箋に書いて、プリントに貼る
 3 基本的に全員が意見を言う
 4 前の人と意見が重複したら、違う内容にする
 このようにルールを決めて話合いをすることで、どう発表したらよいのか悩む生徒が減りました。グループで話し合った後、全体で意見を出し、トラブル防止のためにはどうしたらよいのかを更に深めました。授業の最後には、クラス全体で出し合った防止策を共通理解することができました。
 授業後の感想には、「トラブルを防ぐ方法なんて分からなかったけど、みんなの意見を聞いて、自分でもできそうだと思いました。これから先、同じようなことに出会ったら、今日のことを生かしたいと思います」と書かれていました。
 今回の授業を通して、生徒に様々な場面に対応できる力が身についたのではないかと感じました。