【瀬戸市立水野小学校】あいさつで育む温かい人間観関係

 本校では、あいさつは、コミュニケーションの基本と考え、あいさつ運動に取り組んできました。
 まず、4月の始業式で教師による寸劇を演じました。劇を通して、あいさつの仕方により、金メダル、銀メダル、銅メダルの3段階に分け、子供自身が自分がどんなあいさつができるようになりたいのか目標をもたせることとしました。銅メダルあいさつは、あいさつをされたら必ずあいさつを返す。銀メダルあいさつは、自分から大きな声であいさつをする。そして、金メダルあいさつは、立ち止まり相手の目を見てあいさつをし、お辞儀をすることとしました。金メダルあいさつは、子供たちにとってあまり経験したことがなく、かなり高い目標でしたが、劇を見た後でほとんどの子供が金メダルあいさつを目指したいと手を上げていました。校内でも、金メダルあいさつをする子が見られるようになってきました。その後、登下校時の見守りボランティアの方から、元気よくあいさつをしてくれる子が増えてきたとの言葉をいただきました。
 3学期には、生活広報委員会が中心となり、「あいさつキャンペーン」を行いました。「もっとあいさつができるようにしよう」と話合いをしたところキャンペーン期間には、「あいさつの木」「あいさつがんばりカード」の二つに取り組むこととなりました。「あいさつの木」は各クラスに配られた幹だけの木に、あいさつをした後で生活広報委員からもらえる桜カードに感想を書いて貼ってつくるものです。また、「あいさつがんばりカード」には桜カードと交換で金色のシールを貼りました。だんだん増えていく桜の花や金色シールが励みとなり、朝のあいさつでは、金メダルあいさつをする姿が見られました。また、桜カードには、「あいさつをしたら気持ちがよくなった」「あいさつを返されると、うれしくなって笑顔になりました」「相手の目を見てあいさつができるようになってうれしかった」など、あいさつの大切さに気づいたり、自分なりに目標をもってあいさつをしていたりしていたことが感じられるも感想がたくさん書かれていました。
 気持ちのよいあいさつは、温かい人間関係をつくることができます。学校内だけでなく、登下校などでお世話になっている地域の人をはじめ、出会った人に当たり前のように金メダルあいさつができる子を育てていきたいと思います。
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