【豊橋市立花田小学校】 心を育てる「フレンド活動」

 花田小学校には「フレンド活動」と呼ばれる異学年交流活動があります。この活動は「異学年とのふれあいを通して、人を思いやり、やさしく接していこうとする心を育てること」「発達段階に応じた責任感をもたせ、協力してよりよい人間関係を築こうとする心を育てること」を目的としています。フレンド活動の班構成は、1〜6年生までの児童約10名です。主な活動としては、毎日の「たてわりそうじ」と月に1度程度の「たてわりフレンド」があります。そして、本年度は、運動会の組み分けもフレンド班をもとに行いました。
 「たてわりそうじ」は、校内の掃除を縦割り班で行うというものです。6年生の班長が掃除道具数の確認、そうじ分担の割り振りを行い、掃除の方法をていねいに低学年に教えています。縦割り掃除にすることで、一人一人に自分の役目をしっかり果たそうと責任感が生まれ、学級掃除に比べると私語もなくなりました。6年生は、どのようにすれば低学年も真剣に掃除に取り組めるのか悩み、考えながら班長として頑張っています。
 「たてわりフレンド」の時間には、1年生から6年生までの班員全員が楽しめる遊びを、6年生が計画し実行しています。6年生の進行の様子を見ていた子供たちですが、最初は思うように進行ができず、悩んでいる姿も多くありました。しかし、フレンド遊びのあとに、よかった点、うまくいかなかった理由を自分たちで話し合うことで、少しずつ改善が見られ、自分たちの活動に自信がもてるようになりました。また他学年からの「フレンド活動のときに、楽しい遊びを計画してくれてありがとう」(1年男子)という手紙がもらえたことも6年生の頑張りにつながっています。

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