【安城市立志貴小学校】 たて割り学級活動を通して

 児童数が少ない本校においては、クラス替えがなく、人間関係が固定されがちである。そこで、異学年で交流する機会を多く設定し、固定されがちな人間関係を異学年に広げるととともに、人と関わる力を育てるために、たて割り学級活動を取り入れている。年間を通して活動することで、児童が自主的に異学年と関わる機会が多くなることを期待している。
 本校では、全校をたて割り5クラスに分けて活動を行っている。更に、ペア学年を設定し、1対1の個人ペアを作り、上級生が下級生の指導をしたり、面倒をみたりしながら、ゲームなどの様々な活動に取り組んでいる。
 4月には、学級旗作り、5月には学区連合運動会でのペア競技、6月には七夕集会、10月にはたて割り学級対抗ゲームを実施し、2月には志貴っ子フェスティバルを計画している。
 10月には、たて割り学級対抗ゲーム「じゃんけんぽんゲーム」を行った。体育館に敷かれたブルーシートの上に学級全員がのり、代表同士でじゃんけんを行う。勝った組のブルーシートはそのままの大きさで、負けた組のブルーシートは半分に折りたたむ。じゃんけんを続けていき、折りたたまれたブルーシートの上に全員の児童がのりきれなくなった方が負けというゲームである。ゲームの最中は下級生から順にじゃんけんを行う様子が見られたり、せまくなっていくブルーシートに全員がのれるように上級生が声をかけたり、おぶったりする姿がみられた。ゲームを通して、楽しみながら交流を図ることができた。ゲームの様子を観戦している他の組の児童たちからは「がんばれ!」といった応援の声も聞こえた。児童からは「またやりたい」「負けてしまったけれど、楽しかった」といった感想があがった。
 今後も、たて割り学級活動を通して、人と関わる力を育てていきたい。
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